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近年の気候変動の影響により,集中豪雨の発生確率が増加しているのではないか?
という印象があるかもしれません.

しかし,これを地域的にキチンと検討することは,そんなに簡単ではありません.

そもそもサンプルサイズが少ない!と言っても,
サンプルサイズが少ないのか,十分なのか,それを調べる理屈も必要です.

また,隣接する地点の相関も考えずに,統計的な独立として扱うと過大評価にもなりかねません.

観測記録のサンプルサイズの疎や寡を補うために,
地球シミュレータを用いたアンサンブル数値気候実験のデータベースを活用して,
豪雨,高潮,高波の生起頻度の研究を行っています.


海岸研では北野先生をはじめ重視しているのは,
数学的な基礎理論とそれを自分で手を動かして事実を確かめることです.

普段のゼミから,なぜそのように考えられるのかを,自分で確かめる訓練をしており,
得られるものはとても多いです.


統計やデータ解析で用いられるプログラミング言語Rを使っていますが,
何も心配することはありません.
R言語は他の言語と比較すればかなり簡単な上に,
エクセルよりはるかに出来ることが多くとても便利です.

上図出典:R Logo (URL:https://www.r-project.org/logo/)